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2010.07.26 Monday
今回は伊露ですよ!
という意味のタイトルなのさ、実は(どや顔)

今更ですが実際の国家とか作者さんとか関係ないですよ
病んでる雰囲気が好きなんだろうなぁわたし

ちょっと長めな気が、するです
これも今更ですが何でも受け入れられる方しか読まない方がいいんじゃないのかなあ
地の文が迷子ー



……………ていうか、なにやってんだろ

**********


振り下ろす

自分の腕

何度も

何度も

何度も

振り払うように

こうするしかないんだ

でも

何を振り払いたいのかわからない

目の前の何かを

水道管で殴り続ける



殴られているのは僕だ

お前が悪い

全て、お前が

殴られるたびえぐられる

痛い

痛いよ

だけど僕にはこうするしか

痛いのは、心だ

助けて

なんて言う資格はない

そこにいる誰かも

何もしないで佇んでいる

当然だね



見ているのは僕だ

何も出来ない

誰かを救うなんて出来やしない

ねえ、



痛いよ














また、か…
最近いつものように見る夢
とても鮮明なそれに毎回心が痛む
苦しい
ロシアはその夢を忘れようとふるふると首を振り、今日は世界会議だ、と頭を切り替え体を起こした

いつもの僕は、どんなだった?





会議はいつも通りだった
喧嘩を始める人、昼寝をする人、怒鳴る人などなど
ここまで個性が違うものか、と思えるほどバラバラで、まとまる様子などてんで見えない
こんな調子だから、夕方に終わる予定だった会議は外が暗くなってようやく終わった
ロシアは自分の席に座ったまま、皆がわいわいと会議室を出ていく様子を眺めていた
「ロシアさん、帰らないんですか?」
そうしてぼんやりとしていたら、声をかけられる
そちらに顔を向ければリトアニアが立っていた
彼はいつもロシアのことを気にかけて声をかけてくれる
(ただ敵に回したくないだけなんだろうね)
「皆の楽しそうな姿を見てたんだぁ」
にこ、と笑い
「いつかその顔が歪むのを想像すると楽しくて」
そう言い放つとリトアニアの表情が固くなったのがわかる
「そ、そうですか…。あ、えっと、俺、お先に失礼しますね」
会釈をすると逃げるように小走りで会議室をあとにした
扉の近くにはポーランドが待っていたようで、文句を言う彼をなだめつつその場を去っていくのをロシアは眺める
「ふう…」
僕にあんな柔らかい表情を見せてくれることは永遠にないんだろうね
目を細めて、先程二人がいた場所を見つめる
こんなことを思うようになったのはいつからだったか


世界対戦も終わり、周りがどんどん仲良くなっていく頃
僕は自分の態度を変えることが出来なくて、他国に近付けなかった
もともと近付くにも僕には相手を怖がらせることしか出来ないし、いつもそのつもりなどなかったが、怖がらせてしまう
そうやってバルト三国も繋ぎ止めて来たのだ
今更変えられない
いや、変わったところで誰が自分を信じてくれるというのか
結局裏があると思われて怖がられてしまう
自分が周りにとってこんな存在だったのだと気付いてから、敢えて今まで通りでいようと努めている
相手を威圧して、怖がらせ、嫌われて
そうして自分を、周りとの関係を保って来た
「これからも同じ、ずっとそうしてきたんだから」
言い聞かせるように呟いて立ち上がった
もう誰もいないしんとした会議室に椅子をひく音が響く
扉に向かって歩き始めた時、ふと窓を見れば真っ暗なそこに写る自分の姿

ドクン

脳裏にはあの夢の映像
殴り、殴られ、眺め

ドクン

手には水道管
目の前にいるのは
誰かを傷付けないと生きていられない自分
それを責める自分
誰も助けられない自分

ドクン

沸き上がる、衝動


抱えていた書類をバサ、と放り投げ、窓に近付くと腕を振り上げた



「ロシア!!」



瞬間、腕を掴まれてそれを振り下ろすことはできなかった
「あ…」
「ダメだよ、ロシア…っ」
息をしていたことを思い出す

ぼくはなにをしていた?
なに、を

掴んでいたものが手から滑り落ち、カランと音をたてた
何故だか体が震えて、自分で自分を抱きしめる
同時に腕を掴んでいた手にも力が込められ、誰かが止めてくれたのだ、と認識した
そっと振り向くとそこにいたのは
「イタリア、君…?」
「ダメ、だよ」
必死にいつものだらしない表情をつくろうとしていた
僕を落ち着かせようとしているかのように
なのに苦しそうな、辛そうな表情が全然隠せていない
それが見ていられなくて今度は下を見る
前を向くと自分の姿が写っているから
どうして彼がここにいるのかとか、どうしてそんな顔をしているのだとか色々なことが頭を巡るけれど結局口にできたのは
「怖く、ないの?」
そんな言葉だけだった
言ってからもっと違うことは言えなかったのかとも思ったが、1番の疑問だったのだから仕方ない
誰よりも怖がりで、何かあるとあっという間に逃げる、それが彼であるはずだ
僕が近付けば泣き出していた記憶しかない
確かに掴み所がないとは思っていたが、この行動は更に不可解である
「……えっ、と、俺、忘れ物してさ。取りに来たんだ。そしたら窓を割ろうとしてるロシアが見えて………」
聞いてないことを話し出すイタリア
「…」
何を彼は戸惑っているんだろう
全然わからないけれど、何か言うことを躊躇っているのはわかる
どうせ、窓が割れるのを心配したんだよね?
なんて言っていいか、わからないだけなんだ
少しだけ、期待してしまった
自分自信を心配してくれたのかと
「ロシア?」
うーあー、と悩んでいた声が止まり、顔を覗き込んで来た
それから逃げるように顔を上げると、窓に写った自分の頬に涙が伝っていた
「…っ」
バッ、とカーテンを閉めそのままそこに腕をついて下を向く
こんな自分、見たくも見られたくもなかった
「あー、えーと。嘘を吐くのはやめる」
そんなロシアの心境を知ってか知らずか、覗き込むのを止めたイタリアが話し始めた
「俺、ずっと見てたんだ。最近、いや、結構前からロシアが遠くを見てたから。そしたら案の定っていうかさ、壊れかかった、だろ?なんか体が勝手に動いてたよ」
「…!」
イタリア君が、僕を?
「ねえ、俺はちゃんと見てるよ。たまには気を休めてみない?」
ずるずると座り込む
拭っても拭っても止まらない涙の理由なんてわからなくてただただ掴んだカーテンにすがる
「ひっ、う、あああ」
「ロシア」
イタリアは優しく頭を撫で、それから膝立ちで後ろからロシアを抱きしめた
温かい
人の温もりに触れるなど、いつ以来なのだろう
幸せで、切なくて、嬉しくて
今まで溜め込んでいた何かが涙と共に溢れ出し、代わりに流れ込むのはそんな感情だった
「ねえロシア。俺、確かに君が怖いときもある。でも、嫌いなんかじゃないから。怖いのを乗り越えられるおっきな気持ちがあるんだ」
そ、と髪にキスを落とす
「俺には見せて。本当の君の姿」











(まだ、君を抱き返すことはできないけれど)



**********
伊露!!
ろったまは初めてのことに動揺して信じられない感じ
でもそれさえわかってるイタちゃん
ろったまがこういう感じだったら切なくてうわぁあ、な妄想は前からあったので救ってみようとした結果
2人きりだとお互い病んでるみたいな雰囲気がいいなぁ、なんて
ホント普通な雰囲気書けないな、自分!ヒィ

他の子でもこういうのを抱えてるろったま書きたい……でもなんか似たような感じになっちゃいそうで書くに書けないかもだわー、うーん

マイナーの方が好きだ!なぜだ!!
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